仮想通貨のNEOとは?その特徴を紹介

日本人の仮想通貨ホルダーにはあまりなじみがない仮想通貨にNEOがあります。中国版イーサリアムとも呼ばれるNEOですが、はたしてどのようなものか紹介します。

NEOとは

NEOは、中国発のブロックチェーンプラットフォームです。イーサリアムのようにプラットフォームを使ってICOを行ったり、分散型アプリケーション(DApps)を動かすことができます。そのため、中国版イーサリアムとして知られています。

NEOはイーサリアムよりは後発になるため、イーサリアムで問題となっていたものがNEOでは解消されています。最も代表的な例は、トランザクション速度です。NEOでは1秒あたり約1,000ものトランザクションを処理することができます。

また開発者に優しい配慮がされており、イーサリアムを使う場合はSolidityと呼ばれるプログラミング言語を使わなければいけませんでしたが、NEOでは一般的に使われるプログラミング言語を使うことができるようになっています。

NEOプラットフォームではNEOという基軸通貨を利用します。基軸通貨としてのNEOは、2019年1月11日時点において、仮想通貨の時価総額ランキング17位に位置しています。

NEOの時価総額 - 2019年1月11日時点

NEOの時価総額 – 2019年1月11日時点

NEOの現在の価格は、以下をご覧ください。

NEOの特徴

スマートコントラクトを使用することができる

NEOでは、イーサリアムと同様にスマートコントラクトを使用することができます。

スマートコントラクトとは契約を自動化する技術で、それ自体は新しい概念ではありません。スマートコントラクトの身近な例は、自動販売機です。「自動販売機に100円以上が入っている場合、顧客が緑茶のボタンを押したら、緑茶を出す」というのも、スマートコントラクトの一種といえます。改ざんが難しいブロックチェーンにスマートコントラクトを取り入れることで、契約が第三者によって契約がごまかされないということが担保できるようになります。

このように、NEOブロックチェーンにスマートコントラクトを取り入れることによって、イーサリアムのようにICOを行ったり、分散型アプリケーション(DApps)を動かすことができるようになります。

NEOで実際にどのようなDAppsが使われているかは、NEO DApp Listから確認することができます。

トランザクション処理にGASトークンを使用する

NEOでもイーサリアムと同様にトランザクション処理で手数料がとられます。イーサリアムと異なっているのは、手数料専用のGASトークンが用意されている点です。NEOを送金したり、スマートコントラクトを実行した際には、手数料としてGASを支払うことになります。

GASトークンは、多くの場合NEOが売買できる取引所で入手することができます。また、NEOを保有することでその報酬として手に入れることもできます。

トランザクションが高速

NEOでは、コンセンサスアルゴリズムDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)を採用しています。DBFTでは、NEOトークンの所有者がブロックを生成するブックキーパーと呼ばれるグループを投票により選出し、選出されたグループがブロック生成をします。

NEOのDBFTではブロック生成時間が約15-20秒かかるため、1秒あたりのトランザクションは約1,000になります。イーサリアムが1秒あたり約15であるため、NEOはイーサリアムの16.7倍ものトランザクションを処理することができるということになります。

これにより、NEOの利用者はイーサリアム以上の快適さを享受することができます。

量子コンピュータに耐性がある暗号技術を採用

NEOでは、量子コンピュータ耐性がある暗号技術を採用しています。

きたる将来に量子コンピュータが実用化される見込みです。量子コンピュータは、現在普及しているコンピュータ(厳密にはフォンノイマン型コンピュータといいます)と比べて、桁外れに高い処理能力を持つとされています。その能力は、従来のコンピュータだと1万年以上解読に時間がかかるために、実質的に解読不可能とされていた現在主流となっている暗号方式が、簡単に解読されてしまうほどといわれています。

まだまだ、量子コンピュータは明日の脅威ではなく、実用化されるには多くの期間を要します。しかしながら、NEOでは量子コンピュータが登場した時のことを踏まえてNeoQS(Quantum Safe)という暗号技術を採用し、量子コンピュータでも解読が困難な対策をしています。

開発者フレンドリー

NEOのプラットフォームは開発者にとても優しいです。

ブロックチェーンプラットフォームのイーサリアムには、開発者にとって大きな障壁があります。それがイーサリアムを使った開発をする場合にはSolidityというプログラミング言語を覚える必要があるという点です。

Solidityは一般的なプログラミング言語ではなく、イーサリアムのEVM(Ethereum Virtual Machine)を動かすために使用される独自言語になります。

これに対し、NEOでは以下のプログラミング言語を扱うことができます。

スマートコントラクトコンパイラとIDEプラグイン

  • C#/ VB.Net / F#、Visual Studio
  • Java / Kotlin、Eclipse
  • C / C ++ / GO
  • JavaScript / TypeScript
  • Python / Ruby

NEOホワイトペーパー(日本語版)より引用

いずれのプログラミング言語も一般的なものであり、Solidityと比べると多くの開発者にとって扱うのが容易なものになります。

NEOを売買することができる主な仮想通貨取引所

NEOの公式情報

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