暗号資産のZcashとは?その特徴を紹介

かつて日本の暗号資産(仮想通貨)取引所では、Zcash(よみ:ジーキャッシュ)と呼ばれる暗号資産が上場していました。その後、マネーロンダリングの懸念から上場廃止になってしまいました。

しかしZcashは世界的にみて人気の暗号資産になります。この記事では、Zcashがどのようなものか解説してきます。

Zcashとは

Zcashとは匿名通貨(英語ではプライバシーコイン、Privacy Coin)と呼ばれる暗号資産で、シンボルはZECになります。

一般的にブロックチェーンは透明性が高いと言われており、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などは「誰がいくら持っているか?」「どこからどこへいくら送ったか?」という情報が見えてしまいます。暗号資産を送金する場合は、相手に自分のウォレットのアドレスを教えなければいけないため、ウォレットのアドレスを知らせるということは、自分のウォレットの中身を見られるということを受け入れなければいけません。

そのような背景から登場したのが匿名通貨のZcashです。Zcashを使用することで、「誰がいくら持っているか?」「どこからどこへいくら送ったか?」といった内容を他人に知られないように送金するできるようになります。

なお、Zcashは2019年1月26日時点において、暗号資産の時価総額ランキングの21位に位置しています。

Zcashの時価総額(2019年1月26日時点)

Zcashの時価総額(2019年1月26日時点)

Zcashの現在の価格は、以下をご覧ください。

Zcashの特徴

強力な暗号化技術zk-SNARKを採用

Zcashは、数ある匿名通貨の中でも最も強力とされる匿名技術のzk-SNARK(zero knowledge – Succinct Non-interactive ARgument of Knowledge)を採用しています。zk-SNARKはゼロ知識証明をベースにしています。

ゼロ知識証明は「相手に情報の内容を公開することなく、自分がその情報を知っていることを証明する」という技術です。

ブロックチェーンでは、送信者が承認者に対してその情報を正しいと証明することでトランザクションが承認されます。しかし、匿名ブロックチェーンでは、匿名性を確保するために承認者には情報の中身が見えません。このような状況下でも、承認者は情報が正しいことを判断してトランザクションを承認する必要があります。そのためにゼロ知識証明が使われます。

一般的にゼロ知識証明を行うには、送信者と承認者が両者オンラインでリアルタイムなやり取りをする必要がありますが、これは現実的ではありません。そのためzk-SNARKでは、送信者は承認者にメッセージを1回送信するだけで、ゼロ知識証明ができます。

zk-SNARKの仕組みは専門的で難しい内容なので、興味がある方はZcash公式サイトの「What are zk-SNARKs?」をご覧ください。

トランザクションの中身の可視・不可視ができる

Zcashの送金では、2種類のアドレスが使われます。第三者から見えるtから始まる透過アドレス、第三者には見えないzから始まるプライベートアドレスです。

互いに同じ種類のアドレスや異なる種類のアドレスに対して送金することができます。

Zcashのトランザクションタイプ

Zcashのトランザクションタイプ

特にプライベートアドレス同士の送金は、送金が起きたという事実のみがわかるだけで、その内容については一切わからないようになっています。

注意点は、Zcashの匿名技術が強力であるとはいえ、透過アドレスが入ると匿名性が確保できないということです。透過アドレス側が原因で送金金額やメモ欄の内容がバレてしまうことに繋がります。

また、Zcashではプライベートアドレスへの入金情報を閲覧キーを使うことで開示することができるようになります。また、フル閲覧キーを使うことで、入出金情報を開示することができます。

日本における匿名通貨の認識

匿名通貨についてまわるのがマネーロンダリングの懸念です。特に日本の場合は、マネーロンダリングの懸念があるとしてZcashがコインチェックから上場廃止になりました。

日本の金融庁では、仮想通貨交換業による研究会(第6回第7回)で匿名通貨について議論しています。その議事録によると、Zcashをはじめとする匿名通貨は「問題がある通貨」という扱いになり、マネーロンダリングや違法行為に関連した形で使用される可能性があることから、取り扱いを禁止する意見が優勢となっています。

一方で、匿名性が消費者のプライバシーを守る点で非常に有効な技術であること、また完全に規制してしまうと匿名通貨の取引が海外取引所や分散型取引所に出てしまい闇にこもってしまって、逆に良くないのではないかという意見も出ています。

Zcashを売買する事ができる主な暗号資産取引所

Zcashの公式情報

 

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