イーサリアム(ETH)とは?イーサリアム初心者のための分かりやすい解説

イーサリアム(Ethereum)とは?

イーサリアムは仮想通貨ではなく、「ブロックチェーンを用いたアプリケーション開発のためのプラットフォーム」です。
そこで用いられる通貨がETH(イーサ)と呼ばれ、仮想通貨として流通しています。
ETHは長期にわたり、仮想通貨時価総額でビットコインに次いで2位を維持していることから、注目度の高い通貨と言えます。

なぜイーサリアムに価値があるのか?

イーサリアムは前述した通り、「ブロックチェーンを用いたアプリケーション開発のプラットフォーム」のことです。このプラットフォームを利用する際に、その利用料(“ガス”と呼ばれます)でETHが必要となります。そのためイーサリアムの利用者が増えるほど、通貨としての価値が向上することになります。

イーサリアムの仕組み

イーサリアムはビットコインと同様に、現在はPoWという方法でマイニングがされています。
イメージとしてはイーサリアムが機能するように色々と手伝った人に報酬としてETHが付与される感じです。しかし、この仕組みを使うことで後述するように様々な課題が生じます。
そこで今後は開発によって、PoSと呼ばれる方法に移行すると言われています。PoSとは保有する通貨量に応じて、ETHが付与されるという仕組みになります。ただ、PoSへの移行時期は明確になっておらず、推測で3~5年はかかると言われています。

イーサリアムのメリット、デメリット

メリット

イーサリアムのメリットは大きく分けて、3つあります。
1, スマートコントラクトという機能
イーサリアムというプラットフォームは、「スマートコントラクト」と呼ばれる機能があります。これは契約をシステムが自動で実行してくれる機能になります。これによって契約執行にかかる時間やコストを削減することが出来ます。また、これらのシステムは利用者が柔軟に変更することができるため汎用性が高く、利用者が「イーサリアム」を選択する動機になると考えられます。

2, EEAの存在
EEA(Enterprise Ethereum Alliance)とは、ビジネス用にイーサリアムを開発するのを推進するプロジェクトのことです。EEAには世界の有名企業が名を連ねていることから、その注目度の高さが伺えます。参加企業の一例は以下のようになります。
・JPMorgan
・Microsoft
・Intel
・TOYOTA
・KDDI

このように世界の有名企業がイーサリアムの開発に協力していることから、今後の彼らの契約の一部がイーサリアム上で行われる可能性も低いとは言えないでしょう。

3, 今後のロードマップがはっきりしている
イーサリアムは大きく4つの開発段階が、あらかじめ定められています。
(1) フロンティア 2015年7月〜2016年3月
(2) ホームステッド 2016年3月〜2017年10月
(3) メトロポリス 2017年10月〜?
(4) セレニティ 2018年~?

これに沿って、イーサリアムは課題を克服するための開発が進んでいます。このように計画的に開発が行われていて、開発状況がミートアップやカンファレンスなどで公になることから、透明度の高いプロジェクトだと言えます。

デメリット

1, 普及につれて手数料が膨大になってしまう
イーサリアムは、今後マイニングの難易度がどんどん高くなっていくようにシステム化されています。難易度が上がると、マイニングにかかるコストが向上し、結果として一時的に取引の遅延や手数料の高騰が生じてしまう可能性があります。
しかしこれはPoSに移行するための下準備であり、一時的なものであるため、過度に悲観する必要はないでしょう。

2, 量子コンピュータの存在
イーサリアムが現在採用しているPoWでは、量子コンピュータによってマイニングを独占されてしまうリスクがあります。この場合、ETHの価値が大きく下がることが予想されます。しかし、この懸念もPoSが導入されることで解決することが出来ると、イーサリアムの生みの親であるヴィタリク氏は言っています。

イーサリアムの保有方法

ETHは取引所に保管する以外にも、多様な保管方法があります。ここでは2つを紹介したいと思います。
1, MyEtherWallet
MyEtherWalletは、Web上でETHを保管する方法になります。Walletであるため取引所のハッキングリスクを回避することが出来ます。またETH以外にも多くの通貨を保管することが出来るため、ICOやAirdropに参加する方などは登録しておいた方が良いでしょう。

https://www.myetherwallet.com

2, コールドウォレット
コールドウォレットは、外部のネットワークから切り離してETHを保管することが出来ます。そのため、かなりリスクが小さい保管方法になります。有名なコールドウォレットとしては、TrezorとLedgerNanoSがあります。保管できる通貨に違いがあるので、利用方法に沿って選択しましょう。

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