イーサリアムトークンでよく目にするERC-◯◯はどういう意味?その仕組みについて解説

イーサリアムトークンを見ていると、ホワイトペーパーやホームページなどでよくERC-◯◯という表記を目にすることがあると思いますが、この意味を知っていますか?本記事ではその仕組みについて解説します。

ERCとは?


イーサリアムは、ブロックチェーン上で動作するアプリケーションのプラットフォームとなることを目指して開発を続けているので、技術の標準化が重要なテーマとなります。共通のトークンの仕様を決め、それに従って設計を行うことで、イーサリアムコミュニティとユーザーの双方に大きなメリットをもたらします。そして、そのイーサリアム・コミュニティにおける技術の標準化の流れで生み出されたのが「ERC(Ethereum Request for Comments)」です。
ERCは、イーサリアムの技術仕様を文章化したもので、イーサリアムの技術関連の提案書になります。この提案された問題や技術が重要なものであれば議論が進み、採択されてEIP(Ethereum Improvement Proposals)となり、イーサリアムの正式な仕様となります。
例えば、20番目に提案されたERC文書は、みなさんも一度は聞いたことがあるERC-20と呼ばれ、トークン仕様について議論されたもので、トークンの共通仕様を決める重要なものなので正式に採択されました。

よく使われるトークン仕様について


ここからは、数多く存在するトークン仕様の中でも実際に広く利用されているERC-20、ERC-223、ERC-721について解説します。

ERC-20について

ERC-20は、2015年11月19日に提案されたトークンの技術仕様です。EIP-20として採択されたことで、イーサリアム上で発行される多くのトークンがこれに準拠するようになり、その結果、違う種類のトークンでも同じウォレット上で残高管理したり、トークンアドレスだけで取引所にトークンを上場したりできるようになりました。
広く利用されているERC-20ですが、ひとつ重大な欠点があります。それは、ERC-20トークンはコントラクトアドレスに送金してもトランザクションが承認されてしまうことです。
コントラクトアドレスに誤送金してしまった場合、トークンは二度と取り出すことが出来なくなってしまうため、事実上資産を失ってしまうことになります。

ERC-223について

ERC-223は、上記の問題を解決したERC-20の上位互換となるもので、2017年3月5日に提案されました。現在まだGithub上で議論が進行している状態で、正式にEIPとして採択されたものではありません。
ERC-20の欠点を補うためにERC-223が備えている機能が”Token Fallback”で、コントラクトアドレスに対応していないトークンを誤送金してしまった場合、元のアドレスにトークンを返金することができます。この機能によって、ERC-20トークンの誤送金時のように資産を失うのを防ぐことができます。

ERC-721について

上記の2つは同じトークンであればだれが持っているトークンでも同じ価値として利用できるFungibility(代替性)のあるFungible Tokenでした。
ここで紹介するERC-721は、Non-fungible Token、つまり代替不可能なトークン仕様を持っています。すなわち、トークンが美術作品やゲーム内のキャラクターなど独自の価値と、その保有者に結び付けられていて、代替不可能なものになっているということです。
このERC-721に準拠したトークンを用いて大流行したのがCrypto Kitties(クリプトキティーズ)というイーサリアム上で仮想の子猫を飼育するゲームです。子猫一匹一匹それぞれが異なる外見や性格などのアイデンティティを持っていて、それが飼育舎であるユーザーに紐づけられていて、ERC-721の仕様を上手く使ったゲームになっていました。
ERC-721もERC-223と同様まだGithub上で議論が進行している状態で、正式にEIPとして採択されたものではありません。

このように、一言でERCといっても、様々な提案があり、正式に採択されEIPになったものもあれば未だドラフト状態でGithub上で議論が続けられているものもあります。今後どのような提案が正式にイーサリアムの仕様として採択されるのかチェックしてみましょう。

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