【インタビュー】Good Luck 3 畑村氏 -第1部:RAKUNとは?

前回のインタビューでは、Good Luck 3代表の井上氏に、くりぷ豚とゲームプラットフォームのRAKUNについて簡単な紹介をしていただきました。

そしてRAKUNとは、どのようなものなのでしょうか?その詳細を同社取締役の畑村氏に伺いました。

第1部では、RAKUNとはどのようなものかを改めて畑村氏から紹介いただきました。

Good Luck 3 - 畑村氏

Good Luck 3 – 畑村氏

RAKUNとは?

編:RAKUNについてご紹介いただけますか?

畑村:RAKUNは、ブロックチェーンゲームとコミュニティをつなぐプラットフォームです。名前は楽(らく)と運(うん)に由来します。楽しく世の中を生きられればいいし、ラッキーだったらいいなと。Good Luck 3は、ラックという字が社名に入っているのですが、運とは面白いもので、頑張らないと手に入らないものだと思っています。やっぱり運があると嬉しいじゃないですか。

編:確かに嬉しいですね!

畑村:RAKUNで流通するERC20規格準拠のRAKU(ラク)というトークンに関しては、くりぷ豚をはじめとしたGood Luck 3が今後出していくゲームや、RAKUと連動して動くアプリケーションが出てきたときに、ユーティリティトークンとして通貨的な役割を担う予定です。

根幹にあるのは、リワードシステムです。SteemやALISといった先行するプロダクトがありますが、ブロックチェーンのコンテンツレイヤーで成功しているモデルのひとつです。

RAKUNでは、そのようなモデルを取り込んでいって、最初はWeb上の行動を評価するということから始めます。

例えば、くりぷ豚を遊んでいる人が攻略情報を流してコミュニティの活動をすることによって、何かゲームに貢献したら、RAKUをもらえますという構造になります。それをもとにさらにゲームが遊べるようになります。RAKUNではゲームとコミュニティで良循環が生まれるようになっていくことを目指しています。

最初はそういった地点からスタートしていって、それ以外にも報酬システムを発展させていきたいというところがあります。

例えば、ゲーム内である特定の活動をしたらRAKUをもらえるようになります。伝説のモンスターを倒したらRAKUを貰えるとか。ゲームに費やした時間が何かの資産に変わっていくというのがすごく面白いのではないかと考えています。

編:苦労した分が報われるわけですね。

畑村:そうですね。前回の井上の話もあったのですが、今のゲームはユーザが参加してはじめて成り立つという世界になっています。これまではユーザがお金を払うだけのものだったのが、何かしら費やした時間がアセットに変わったり、リワードとして報われたりすると、これまでのゲームと全く違った体験になると思っています。

私は過去にモバイルで1,000万人以上が集まるゲームとコミュニティのサービスを作っていました。当時はゲームとコミュニティの面白い反応が色々と生まれて、サービスが化学反応を起こして伸びていきました。DAppsの世界でもそういったものが十分成り立つのではないかと思っています。

DAppsの世界ではDAppsの世界なりの文法があって、その上でちゃんとやっていくことが必要だと思うのですが、ユーザ側に寄り添った形でゲームとコミュニティが活性化していくということが実現できそうかなと思っています。

編:コミュニティの活性化のところが主になるということですね。具体的にどのような活性化が起こることを目標としているのでしょうか?この手のものは随時改善して変わっていくので、完成形がないでしょうから、こうなっていくといいなというイメージがあれば教えてもらえますか?

畑村:ゲームの攻略や情報拡散によってトークンが入手され、さらにそれがゲームに投下されるというところです。さらにゲームを遊んだ上で、ゲームの新しい体験が出てくるので、そこで新しいコミュニティのアクティビティが生まれていって、インセンティブによって色々なものが変わっていくのが面白いのではないかなと考えています。

RAKUNによってくりぷ豚はどうなる!?

編:御社は豚にコミットしている会社というところがありますので、くりぷ豚を例にした場合に、RAKUNを使うとどのように進化していくのでしょうか?ユーザはどのような体験ができるようになるのでしょうか?

畑村:くりぷ豚に関しては、COINK(コインク)というゲーム内通貨でアイテムを買って豚を強化するチャンスが生まれます。

ユーザは、RAKUNのアクティビティによって得たRAKUでCOINKを買うことができ、これによって、今までだとETHを持っていないとCOINKを買えなかったものが、コミュニティの活動によってユーザが無料で手に入れたトークンによってそこに参加できるということになるため、障壁が下がってくると考えています。

あとは、今後のアップデートプランという形になりますが、RAKUを大量に持っている人たちが、一定量ロックすることによりVIPの資格を付与されるようにします。ユーザはより有利にゲームを展開できるという形です。RAKUというトークンを持って、ずっと保持してコミュニティに参加していただいている方というのはロイヤリティが高いということになるので、熱量がこれまで以上に高まるのかなという仮説をたてています。

編:ちなみに、全体を100%でみた場合の開発状況はいくら位ですか?

畑村:今は70%くらいの開発が終わっています。今後ロードマップとして考えているところはあるのですけれども、今後のブロックチェーンの発展に伴って実現できることがどんどん増えていきます。

理想は全部オンチェーンでトランザクションを実現したいのですが、RAKUNは構成としてプライベートのネットワークとパブリックのネットワークがあります。どちらもイーサリアムの技術を使って作っています。トランザクションの速さだとかGASのコストを考えると、よく使われる機能はプライベートで作っておかなければいけません。

そこを最終的には全部オンチェーンのトランザクションに載せて、POSみたいな形でステークホルダーにトークンを配って勝手にコミュニティで運営を回していけると理想だと思っています。そういうところで考えると1%くらいかなと思っています(笑)

編:なるほど。そこはイーサリアムの仕様の話ですから、Good Luck 3さんでなんとかできる次元の話ではないですね。

畑村:そうですね。ただ、ブロックチェーンの発展という観点からすると、我々のようなコンテンツレイヤーが頑張って切り開いていくのが重要になってくるのではないかなと感じています。できる限り、ストレスがないように設計をしているつもりなのですが、まだまだ課題が多いところもあるかなと感じています。

編:別のゲーム会社さんの話ですが、試しに全部イーサリアムのオンチェーン上で動くゲームを作ってみたら、まったく使い物にならなかったと話していました。それで他のブロックチェーンプラットフォームに対応したバージョンを作っているようですね。

畑村:細かい話をすると、ゲーム自体をオンチェーンに載せることは、特にギャンブル系のアプリは透明性が重要なので、リアルタイムでギャンブルやりたいという人はオンチェーンを使えばいいのだと思います。

イーサリアムは、パブリックでちゃんとノードが立ち上がって、コミュニティがすごい活性化しています。エンジニアがとても多いので、発展する可能性が他と段違いかなと思います。我々が敢えてイーサリアムでやっているというのは、そういったところがありますね。

第2部の予告

第1部では、RAKUNの全体像について訊いていきました。

第2部では、RAKUNのビジネスの優位性やRAKUトークンに価値がつくのかといったテーマについて訊いていきます。

第2部:RAKUNの競合から見た優位性とは?

Good Luck 3に関する公式情報

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