ビットコインの先行きをテクニカル分析で予想

ビットコイン相場(対円)は、約3ヵ月にわたり続いた「三角持ち合い」から上放れに成功し(添付チャートの赤丸部分)、2/24には約2ヶ月ぶり高値となる46.2万円付近まで上昇しました。その後、急ピッチで上昇した反動から一時40万円前後まで強烈に下押しされましたが、すぐに42万円前後まで回復するなど一定の底堅さも確認できます。

今年は米CBOEへのビットコインETF上場や、米インターコンチネンタル取引所によるBakktのローンチなど、ビットコインを押し上げる可能性を秘めた潜在的な材料が沢山あります。また、昨年11月のビットコインキャッシュを巡る騒動(ハッシュ・ウォー)が落ち着きを取り戻しつつあることも、ビットコインを下支えする要因となるでしょう。心理的節目となる50万円を突破できれば、ハッシュ・ウォー直前の水準である74.2万円付近への急反発も視野に入ります。

この記事では、ビットコイン相場の先行きについて、テクニカル分析の観点から見通したいと思います。

①移動平均線(日足)

最初に、移動平均線(9日・21日)を用いてテクニカル分析を実施いたします。

添付チャートは昨年11月以降の日足ローソク足と、短期(9日)と中期(21日)の移動平均線を組み合わせたチャートです。2月10日に9日移動平均線(赤線)が21日移動平均線(青線)を上抜けしており、ゴールデンクロスが実現しました(赤丸部分)。市場では、「上昇トレンドの始まり」が強く意識されており、ショートカバーが誘発され易い地合いといえます。21日移動平均線(青線)がサポートとして機能する可能性が高く、同水準を割り込まない限り、ビットコイン相場は「上昇モメンタムが強い」と判断して良いでしょう。

②一目均衡表(日足)

次に、ビットコイン相場を一目均衡表で確認してみましょう。

添付チャートの通り、ビットコイン相場は、2/18に一目均衡表の雲下限付近から急伸し、一気に雲上限を突破しました。このタイミングで強い買いシグナルを表す三役好転(①転換線が基準線を上抜ける、②遅行線が実勢相場を上抜ける、③実勢相場が雲を上抜ける)が実現しており、「上昇モメンタムの強さ」が確認できます。2/24に急落した後も、一目均衡表の雲上限がサポートとして機能するなど、「横ばい→上昇トレンド」への転換が強く意識されます。

③ボリンジャーバンド(日足)

ボリンジャーバンドを分析する際には、①ミッドバンドの向き、②%bの位置、③バンドの幅(Bandwidth)の3点に注目する必要があります。ボリンジャーバンドを安易に逆張りツール(オシレータ系指標)として利用してしまうと、特に強いトレンドが発生する初期段階において、トレンドに乗る絶好のチャンスを逸してしまうリスクがありますので、注意が必要です。必ず上記3つを総合的に分析する習慣を身に付けてください。

まず、ミッドバンドを確認してみましょう。

添付チャートの最上段がミッドバンド(赤色の線)です。ミッドバンドがしっかり右肩上がりを維持しているほか、実勢相場もミッドバンドより上方に位置しています。この結果、ビットコイン相場の「上昇モメンタムは強い」と判断できます。

次に添付チャート中段の%bで相対的な価格の高さ(買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのか)を確認してみましょう。0.75のラインが「+1シグマ」、1.0のラインが「+2シグマ」となり、+2シグマを超えていると一般的に買われ過ぎ(過熱感あり)と判断されます。%bは現状+0.6程度に留まっておりますので、足元のビットコイン相場に「過熱感は特段見られません」。現在の水準は逆張りには適さないと判断できます。

最後に、添付チャート最下段のバンド幅(Bandwidth)を確認してみましょう。バンド幅が極度に狭まったり、拡大したりするポイントはトレンド転換のシグナルとして注目されます。現在のバンド幅は0.2程度といずれにも該当しておりません「トレンド転換のタイミングはまだ先」と判断することができます。

④RSI(日足)

最後に、オシレータ系指標の代表格である「RSI」を確認してみましょう。

ビットコインのRSIは、2/18~2/23までの6日間、買われ過ぎシグナル(70%超、青色で囲まれている部分)が点灯しておりました。結果的に、2/24にビットコイン価格の急落が発生しましたので、RSIによる警告が正しかったことになります。もっとも、現在のRSIは55.14%程度まで低下しており、「過熱感は特段見られません」。まさに中立的な水準であると判断できます。

まとめ

以上の通り、ビットコイン相場は、トレンド系のテクニカル指標では、移動平均線のゴールデンクロスや一目均衡表の三役好転、右肩上がりのバリンジャーミッドバンドなど、上昇モメンタムの強さが確認できます。また、オシレータ系指標では、ボリンジャーバンドの%b、RSI共に過熱感が見られません。
つまり、上昇トレンドが発生しつつあるにも係わらず、買われ過ぎ感が出ていない状況ですので、テクニカル分析に基づけば、ビットコイン・ロングでトレンドフォローするのが適していると判断できます。

※投資は自己責任でお願いいたします!

友だち追加