BTC(ビットコイン)価格100万円を突破!1年ぶりの快挙を達成した4つの理由

ビットコインの価格が100万円を突破し、1年前のビットコインバブルが再燃するかもしれない熱い期待が市場を渦巻いています。2018年は30万円台を底についに上昇することのなかったBTCだけに、再び暗号資産に投資してみようという方が増えてくるかもしれません。

ただ、このビットコインの価格は乱高下が激しいだけに、この流れがいつまで続くのか誰にも予想はできないでしょう。そこで、今回のBTC価格急騰の裏で一体どのようなことが起こっていたのか、4つの原因を探ってみました。もし、その原因が暗号資産全体の未来を明るく照らしているものであれば、安心してビットコインにも投資できるはずです。

BTC(ビットコイン)価格が100万円を突破!

ビットコイン(Bitcoin)の価格が2019年6月16日に100万円の大台を突破しました。2018年1月に200万円の最高値を記録してから、取引所コインチェック(coincheck)のハッキング事故などを受け、一時は30万円台にまで急落していたBTCですが、ここへ来て急激な上昇に市場は沸騰しています。

ビットコインの価格が100万円を記録したのは、2018年5月10日以来と実に1年ぶりとなります。2019年6月21日現在の価格も104万円を記録していることから、約1年半前のビットコインバブルの様相が再び目を出し始めてきたともいえます。

約1年ぶりにBTCが100万円を記録した4つの理由

ビットコインに限らず、2018年は暗号資産にまつわる数々の不祥事や政変が起きたことから、一部では「仮想通貨=オワコン」とさえささやかれていました。しかし、ここへ来て急速な回復を見せたビットコイン。

一体どのような理由が元で価格急騰が引き起こされたのでしょうか。ここでは、ビットコイン価値上昇に関わったと考えられる、4つの原因について考察していきましょう。

USDT(テザー)の発行枚数増加の影響

2019年5月27日、ステーブルコインの一種であるテザー(Tether/USDT)の時価総額が31億ドル(約3,410億円)で過去最高を記録しました。USDTの通貨価値は米ドルベースとなるため、時価総額の高騰は単純に発行枚数が増加したことが考えられます。

USDTとBTCの価格への相互影響は強く、基本的に先行してUSDTの発行枚数が減る(増える)と、その後に比例してBTCの価値が急落(急騰)することが起こりがちです。これは、BTCを取引する場合、その通貨ペアのほとんどにUSDTが利用されていることが要因です。

今回は、過去最高を更新するほどテザーが発行枚数を増やしていることが、BTCの価格上昇に大きな影響を与えていることが示唆されます。

世界的な暗号資産の規制・ルールの構築

2019年6月8~9日に行われたG20財務相・中央銀行総裁会議では、暗号資産にまつわる世界的な規制・ルールの構築が行われました。特に、投資家の安全性を保全する「利用者保護」に関しては、証券監督者国際機構(IOSCO)の報告書をベースとした声明文が公表されるなど大きな前進がありました。

まだまだ暗号資産について世界的な法的体系が整ったわけではありませんが、暗号資産が経済に与える影響など、徐々に前向きな視点でルール整備を進める姿勢が見えたこともビットコイン価格上昇に与えた影響は大きいでしょう。

大手取引所のアルトコイン規制強化

2019年6月14日、世界的な取引所であるバイナンス(Binance)を筆頭に、ポロにエックス(Poloniex)やビットレックス(Bittrex)などの取引所が、米国人のアルトコイン取引の販売禁止を公表しました。この流れを受け、アルトコインを避けビットコインを入手するなど、BTC需要が一時的に高まったことも価格上昇に寄与したと考えられます。

Facebookの暗号資産「リブラ」の影響

Facebookは2019年6月19日に、独自の暗号資産である「リブラ」のリリースを公表しました。世界で27億人以上ものユーザーを抱えるネット業界の巨人が、とうとう暗号資産業界に参入したとあって、このニュースは一瞬で世界中を駆け巡りました。

リブラの詳しい説明は他の記事に譲ることとして、こうした世界的な企業による暗号資産・ブロックチェーンの活用は、他の通貨にも大きな影響を与えます。まして時価総額トップであるビットコインも、この大きな余波を無視することはできません。

リブラの発表は市場でも好感を持って受け入れられており、BTCの価格上昇などプラス要因として働いたことが分かります。

まとめ

ビットコインの価格が急落してから約1年。再び100万円の価格を達成し、暗号資産市場全体に大きな話題を投げかけています。もしかしたら、2017年末から引き起った「億り人」誕生への大きな布石が、ここへきて再燃するのではないか——。

今回は、ビットコインの価格上昇に関わったであろう4つの原因を考察してきました。大手取引所の規制強化やFacebookの暗号資産発行など、一時的な要因が多いものの、G20の新しい声明など、長期的にBTC価格に大きな影響を与えそうな話題もありました。

ビットコインの価格が上昇したからといってまだ確実に安心はできませんが、このニュースが新しい余波を生む可能性も含んでいます。この先はビットコインばかりではなく、アルトコインやICOトークンなど、市場全体が盛り上がることが予想されるでしょう。

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